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仙禽(栃木県)

仙禽（せんきん） 江戸時代後期にあたる1806年創業の老舗蔵、せんきん。昭和中頃の全国的な日本酒需要のピークが過ぎ業界全体が下火となった時流の中で、せんきんもまた『仙禽酒造』としての歴史が一度は潰える事態に直面する事となりましたが、2008年に酒蔵のバトンを受け継ぎ11代目蔵元となった薄井一樹氏が抜本的な見直し、舵取りを行い、当時まだ業界でタブー視されていた甘・酸を主体とし和食に限らず、洋食、中華とも合わせやすい日本酒を造る今のせんきんの味わい、その源流を生み出しました。その柔軟な発想は停滞していた日本酒の世界に新しい流れを生む呼び水の一つとなり、伝統と革新の二重螺旋を体現するせんきんは2023年開催の全国新酒鑑評会において金賞を受賞するなど名実共にその躍動は、今の時代を生きる日本酒の足跡として輝いています。 株式会社せんきん　栃木県